モノリスの謎/カンサス |
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side-A 1. On the Other Side 2. People of the South Wind 3. Angels Have Fallen 4. How My Soul Cries Out for You side-B 1. A Glimpse of Home 2. Away from You 3. Stay Out of Trouble 4. Reason to Be 1979年作 |
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この作品をもってカンサスの黄金期という時代はひとまず、幕を下ろすことになる。個人的にはかなり好きなアルバムで、愛聴盤として長い間つき合ってきた作品である。「モノリスの謎」は1979年というギリギリの時点で何とかプログレシブ・ロックの魂を残しているのだ。「永遠の序曲-Liftoverture」以降の作品では、いわゆる従来のアメリカン・ロック的な曲がなくなり、カンサス的プログレ・ハード路線の方向に沿った流れの曲でまとめられるようになった。わかりやすく言えば、どこか田舎臭い(カントリー・ウエスタン的要素)感性がなくなり、良い意味で洗練されたサウンドで統一されてきた。この作品も非常に洗練されたカンサスのハード・プログレ・サウンドが随所で聴くことが出来る。変拍子も活き活きとして、プログレシブ・ロックと呼べる複雑な曲展開もある。 |
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Kerry Livgren - Guitar, Keyboards Steve Walsh - Keyboards, Vocals Phil Ehart - Drums Dave Hope - Bass Robbie Steinhardt - Violin, Vocals Rich Williams - Guitar |
評価:B+α(手応えのある快作品) ( 大庭英亨 2002.9.8) |
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カンサス単独プロデュースの7作目。2001年宇宙の旅にインスパイアされて作られたコンセプト作品として知られていて、黄金期の作品と比較しても遜色ない作品となっています(巷ではこの辺からカンサスはおかしくなってきたと言われますが全然大丈夫です)。全体的にシンフォニックな曲は少なくハードドライビング&SF的なアメリカン・ハードロックの世界を展開していますが、ハードなギター中心のアレンジに変わったのがその印象を強めています。キーボード、特にハモンドは鳴りをひそめ、かわりにピアノやシンセが効果的に使われています。しかしそこはそれ、ロビー・スタインハートのバイオリンが響けばカンサスになってしまうのです。お薦め曲はサビのコーラスとバイオリンが泣きまくる「オン・ジ・アザー・サイド」、ドラマチックな展開でスティーブが熱唱する「エンジェルズ・ハブ・フォーレン」、スピーディなギターリフとコーラスがインディアンぽくて面白い「ハウ・マイ・ソウル・クライズ・アウト・フォー・ユー」、ハードなギターブギで展開もかっこいい「ア・グランプス・オブ・ホーム」です。 |
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評価:B(手応えのある快作品) (ダーリンちゃん2002.9.8) |
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